誘惑の多い街「東京」
ゆっくりと過ごそうと考えていても、この国ではいつでもおさまることができません。何せどこへ行っても誘惑が多いのです。こんなにも若者がお金を持って歩いている国は日本くらいなものです。
ヨーロッパではお金を持っていない方が普通なのであり、せいぜい500円もあれば十分にこと足ります。というのも、彼らは「お金を使う」ことで楽しみを得るのではないからです。「確かに綺麗だけど、生きていくにはそう必要のあるものではない。本当に必要な、生活をしていくためだけにお金を使うのです。
例えば、洋服ひとつにしてもそうです。日本の服屋に行くと、必ず店員が声をかけてきて「試着もできますよ」とにこやかに声をかける。外国ではまずありえない話です。
なぜ海外の店員はああも態度が悪いのか。というよりも、日本があまりにも秀でているのです。
フランスやイギリスでは皆が「何度も考えて、考えて、考え抜いた末に買わない」ということをわかっているのです。自分も同じように考えて、それでも考えても「買おう」と決定しない限り買うことはないと感じているからなのです。過剰なサービスにならないのは、そういった理由があるためです。
食べ物でいうならば、日本では世界中の食べ物がとても美味しく食べることができます。研究熱心な日本人だからこそ成せることです。ディスプレイも綺麗に・・・ひとつひとつがしゃんとして並んでいます。
照明は食品が綺麗に見えるように工夫され、今まさにできたての状態でおかれています。こんなにも綺麗に・・・まるで芸術品のように並んでいるのは日本くらいです。というより、日本しかありません。
留学生が「自分がなんだか貧乏な気がするよ」と感じるのも無理はありません。自分の国ではそれでよかったのです。お金がないことが当たり前ですから。日本の商品は質もよく、実に立派です。それが当たり前になるからこそ「お金がない」ということになります。まずは何を買うにしても、工夫をしましょう。